モヤモヤを残しつつも月日は流れた。
ある日急に娘が首をしめられた時の話をしだした。
仮に、
加害者の子を豆ちゃん、
他のクラスの女の子を玉ちゃん、
男の先生をボール先生としよう。
「豆ちゃんがね、首をぎゅーとしてきて、泣いちゃったのよ。
そしたら、玉ちゃんがボール先生に、豆ちゃんが娘ちゃんの首をぎゅっとして、娘ちゃんが泣いちゃったー!って言いに行ったの。
そしたら、ボール先生が来て、すごい怒って、豆ちゃんを叱ったの。
すごい怖かったから、豆ちゃんが怒られて泣いちゃったの。
ボール先生が、娘ちゃんを事務所に連れて行ってくれて、看護師さんが冷やしてくれたの。」
そんな経緯があったなんて!!
クラスのお友達が、先生をすぐ呼んできてくれたことに感動した。
そして何より、いつもニコニコ、何だか頼りがいないなぁ、大丈夫かなぁ、と思っていた先生が、
しっかり園児を怒ったことにびっくり!!
見た目はほんとうにそういう感じの先生じゃないのに…
いけないね、人を見た目で判断してはっ!
首をしめるなんてもってのほか!
でも、その場で先生がちゃんと注意してくれたこと、周りのお友達も事の重大さをわかっていたこと、
これは、私が今からとやかく言う事じゃないな。と思った。
それから、ボール先生のことよく見てみると、注意すべきことはしっかり注意してて、
めりはりのある先生だったことがわかった。
私が勝手に目を背けてただけなんだわ…
このことがあってから、ボール先生のことをすごく信頼するようになった。
ボール先生が担任の先生でよかった。