ニトリのカラーボックスを4つに仕切り、それを収納棚ではなく、娘のお人形用タワーマンションとして使っていた。
4つは各部屋になっており、娘が自由に模様替えをして遊んでいた。
もう、3年くらいになるだろうか…
弟が生まれ、小さなパーツは危ないので、カラーラックの下にタイヤのついた台を置き、ぐるっと回転させ、常に背面を向けることにした。
遊ぶ時にまたぐるっと回す。
こうすると、さっと遊べていたのが回転させる。という動作が加わり、遊ぶ機会が減っていった。
先日、娘がそのカラーラックを誤って倒した。
…。
各部屋のパーツがぐちゃぐちゃ。
まぁ、引っ越しがあるし、引越際には片付けなきゃいけないから、この機会に箱に入れるか。とは娘に詰めた。
すると娘がこういった。
「この棚は、おもちゃ置き場にするから棚は捨てないでね。」
ん?
タワーマンションとしてはもう使わないのか?!!
「うん、使わないからいらない。」
…。
そうか…
また1つ大きくなったのだね。
ディズニープリンセスを好きじゃなくなったときのように、何か心に穴があいた感覚。
一緒に熱中した、せざるを得なかったものが、突如必要なくなった感じ。
子供のために費やした時間とお金が突如いらなくなった。
その時間は無駄だったような感覚。
自分だけ取り残される感覚。
娘の趣味に付き合っていたことが、いつの間にか自分の日常になっていた感覚。
うん…
私も自分の趣味を見つけましょ、