お葬式の当日。
行ってみたら、本当によんさんの取り巻きは誰1人として来ていなかった。
来ていたのは、私と実家がすぐ側だ。という同僚。
よんさんのチームリーダー
出向先の人事部課長と副課長
私たち(よんさん、実家が側の同僚)の会社からは当日の受付を手伝っていた総務のみ。だった。
なんとも…
これが、現実か!
よんさん、わかる?
やっぱり愚痴ばっかり言う人、気に入らない人をこれ見よがしにハブる人、そんな人に心底ついていく人なんていないんだよ。
私は、1人の人間として、同僚として来たけど、それも遠いから、交通費や礼服を買うお金が惜しい。と来ない人たちばかりだよ。
なんとも悲しい…
旦那さんが亡くなった悲しさもだけど、よんさんがさらに哀れに思えてきた。
その後のよんさんと私の関係。
よんさんからは来てくれて本当にありがとう。と改めて言われたけど、
私の中ではよんさんに対して特に変わることはなく、あまり関わらないようにしていたので関係は変わらなかった。
でもよんさん自体には変化があった。
女の子たちを侍らかせていたけど、それがなくなった。
よんさんが誘わなければ、向こうも誘ってくることはなかった。
ほら、所詮そんな関係だよ。
そのうちよんさんは出向が解除され、私も退社したので会うことないし、
よんさんどうしてる?なんて他の同僚に聞いたりすることもないから、彼女の行末はわからない。
でもこれだけは言える。
大人になってから性格なんて変わらない。
根っこは変わらない。
きっとよんさんはそのままだろうな。